真実(19/10/31)

是枝監督とカトリーヌ・ドヌーブの組み合わせに惹かれて見ました。
大女優のフェビエンヌが自叙伝を出版
脚本家の娘リュシールが、テレビ俳優の夫と娘と一緒に、母の家を訪れる
母とそのパートナーと長く働いている秘書としばらく共同生活を送る
自叙伝に書かれていることが、現実とは異なることに娘は腹を立て、母と言い合いになる
そんな中で、娘は、ほとんど相手にされていなかったと思っていたが、学芸会を覗いたことを、母は娘に伝える
娘は気持ちが和らいでいくように見えた
事実と、自叙伝に書かれた内容とは異なっているが、そのように書いた心理や気持ちは、人間のひとつの真実なのかなと思ったりする
学芸会について言えば、母親が娘に話す機会があって、和解のきっかけになるが、これがなかったとしたら、それは真実から離れているようで、とにかく伝えることが大事なのかなと思ったりする

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