左翼青年から、飛行機工場に職を得て、自動車産業に転換させることに成功して社長になっている父、 その会社で勤務している一郎、その他の家族が年に一度集まる。そこでの対話。 戦中からのいろいろの出来事が話され、現在は日米安保条約反対闘争に参加している一郎。 「自分でつくりあげた歴史を宿命などと呼ぶな」というせりふ。時代に流されることを拒否。 一郎が自分の現在の状況を例えて、「胞衣」と言い、そこを破ろうとする。
7/2まで