家路(14/03/18)


東日本大震災、続く、福島原発の爆発により、放射能の線量が高く、立ち入りのできない区域に住家
そこからの避難、仮設住宅暮らしをしている兄夫婦と子、母親
かつて、兄が他所の田の水を抜いたことを、兄に代わって弟が誤りに行き、村を出ることによって許しを得る
20年以上音沙汰のなかった弟が戻ってきて、立ち入り禁止の住居に住みながら、田畑を耕し、肥料を施し、
稲、畑作物を育てる
ずっと夫あるいは家に従って生きてきた母をそこに連れて行って、一緒に農作業を行い、生活をする
土地が呼んでいるから戻ったと言い、自由にできると言う

放射能の心配のある地域できっぱりと住むことができるだろうかと、考えたりするが、自分の生きて
いる環境のあれこれの条件に目が行って歩みも止まりがちに思いますが、あるままで、生きてい
く姿は意志というものがあることを改めて感じました

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