蝋燭の灯、太陽の光(14/02/21)

紀伊国屋サザンシアター

劇団民芸公演

テネシーウィリアムズ25歳の作品

アラバマ州の炭鉱町
ピルツァー家を中心にした周囲のできごと
1927年から10年間

ブラム:ピルツァー家の家長、炭鉱夫として誇りを持って、働き家族を支える
妻、次男、長女の4人暮らし
他の町に鉱山以外の仕事を求めて出ていた長男ジョンが鉱山で事故死
その妻ファーンと息子ルークがピルツァー家に入ることになる

バーミンガムレッド:安全性をおろそかにしていて、労働者への処遇の悪い炭鉱会社
経営者と戦うことを呼びかける

次男、ルークともに炭鉱に入ることになり、次男は事故死する
ストライキに入り、資金がなく、ファーンが息子の進学のために貯めた金を提供する
レッドはテロリストに殺害されるが、ストライキは成功する

炭鉱夫の安全性をおろそかにした中での労働、炭鉱会社から支給されるものが、会社の中
での取引にのみ有効で、他では通用しない
抜けようとして、そこに戻らざるを得ない状況の設定が、
現代の、会社の利益を求めて、働く人を酷使するブラック企業、格差、貧困状態を
強く意識した
一人ひとりの生きている様子がくっきりしていて、全体にパワフルでした

〜2/25まで

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