満天の桜(12/12/06)
三越劇場
劇団民藝公演   作 畑澤聖悟

家康の養女満天姫
芸州 福島正則の養嗣子正之に嫁ぎ、直秀を生む
正之の死後、女中頭松島を従えて、津軽信牧に嫁ぐ
直秀は信牧の弟で、家老職の大道寺家に婿入りする
直秀は母を母と呼べない状態

直秀は福島家の最高を幕府に願い出るといって、周囲は止めようとするが、聞き入れない
幕府に津軽藩を取り壊す口実になりうることである
満天姫、松島は、大道寺の要請を受け入れ、直秀にとりかぶとの毒を飲ませる決意をして、実行する

何かバサッとしたものが心の中に残る印象を持った
劇の始まりと終わりに、松島が桜の苗を植え、そばにいる者にも手伝うよう促したりする場面を見て、
生きる意志のようなものを感じた

12/20まで

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