峯の雪(10/06/27)
紀伊国屋サザンシアター

劇団民藝の公演
1941年 九州の窯業地

陶工治平の家のできごと。

家を出て、しばらくぶりに戻ったみき。
みきが何をしていたかわからずに、家族が気をもんでいる時に、
特務機関のタイピストであることが、偶然訪れた元兵士の言葉からわかる。
戦地でのみきにたいして、感謝の言葉も出される。からっとして、何か決然とした雰囲気のみき。

出征していく青年・新妻
治平が、青年と職場に戻るみき、戦地に向かう二人に、お茶をふるまう。
緊張感。

碍子を造る陶工治平の弟子治六。
治平も、苦悩の表情で、碍子の製作を始めるシーンで終わる。

戦時体制に組み込まれていく。
いくつかのシーンで、胸に迫るものがあり、
「真剣に生きる」という言葉が記憶に残った。

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