霞晴れたら(09/01/31)

紀伊国屋サザンシアター

劇団民藝

4人部屋に入院中の、4人の女性の家族にまつわる話が展開される

家から出て行った母に不満を持つ子ども
息子の嫁の面会はあるが、実の息子は来ない4回目の入院患者
生まれる予定の孫の靴下を編む女性
夫の女性関係がもとで、夫との間柄がうまくない女性

親子の間柄、夫婦の間柄のこと並べる
せりふがそれぞれ心の状態や実際のできごとを表現していて力がある

母親を見舞いに来た息子の義務的な言葉
両親の不仲に怒りすねる子
身につまされる思いの場面もありました

最後は一人の患者の葬儀の煙が部屋の窓から見える

全員で、手を合わせて拝むシーンを観ていると、死するおいうことを考えると、
出てきたいろいろのできごとがすべて肯定されるように思えました

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