花人 中川幸夫の写真・ガラス・書ーいのちのかたち(05/06/30)

宮城県美術館

中川幸夫(1918〜)の作品、写真、ガラス、書を展示

「ひらけない拳」:仏手柑、手あるいは拳を開けないもどかしさを強く感じる
「泉」:つぶしたチューリップの花の真っ赤なドーナツ状のかたまり
なまなましい色と質感と液に花の生命を感じる
「たにごえ」「風骨」:梅の花を使って、ゴツゴツした感じに、単一の空気感
「大野一雄に捧ぐ」:作品が、放映されていた「花狂」の記録ビデオの中の彼の姿と、雰囲気を思い起こさせる

咲いた花、形のある葉、枝だけではなく、枯れた花、散った花、花器とは異なるものと構成など、時間に伴って変化する花の色んな状態、を生かしている

写真、ガラス、書と展示されていたが、自分の興味は写真に集まった
生けた花を直接見ることができないのは少し残念です

9/4まで

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