ラ・トゥール展(05/04/05) |
国立西洋美術館 |
フランスの画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1593〜1652)の作品を展示 真作は全部で40点余りしかないということで、真作と模作を含めて約30点の展示と少な目 暗いなかで、ろうそくやランプの灯りに照らし出された人物の絵が多い 大きな構図に光と影がとても静かな雰囲気を持っている 展示室の中で、絵のひとつひとつが灯りのように見える 犬を連れたヴィエル弾き:盲目の人、生活の糧としてのヴィエル弾き、伏せたいぬの見上げる目が不安な感じを与える 書物のあるマグダフのマリア:抽象的にも見える、大きな構成、髑髏を手にする人が書物を前にしてろうそくの灯りに照らし出され、象徴的 荒野の洗礼者聖ヨハネ:ひつじに餌をやるヨハネの身体の細さが、余分なものを取り払った感じを受ける ダイヤのエースを持ついかさま師:3人のいかさま師の合図を送るような目つきと、かもにされる人の夢を見るような目つきが画面の雰囲気を作っている 5/29まで |