香月泰男展(04/09/02) |
茨城県近代美術館 |
香月泰男(1911~1974)の没後30年回顧展 <私の>シベリア、そして<私の>地球 初期の作品から晩年のものまで147点、おもちゃ、絵付けした陶器、手紙などを展示 シベリアシリーズ: 自然、人道上、生活上、過酷な環境を感じられる ざらざらした質感で黒や茶褐色の色が多く、沈黙しているような顔 静かな中に鎮魂と祈り そんななかで、「業火」:赤く燃えている様子、炎の心の部分の赤色の鮮やかさが目に焼き付けられ、連行された時と、引き揚げのときに見たという「バイカル」の空のひろがりに安らかさを感じる 子どもを真上にかかえ上げた「父と子」などの家族、「蝸牛」、赤い「彼岸花」、黄色の「菜の花」、暗い「雪の海」など日常の絵はほのぼのとしたものや、暖かいものが多い 9/12まで |