土門拳 全仕事・傑作展(03/08/02) |
日本橋高島屋 |
土門拳記念館開館20周年記念の展覧会 酒田生まれの土門拳(1909〜1990)の作品 日本の美、日本の伝統文化、日本の社会、日本人などのテーマで、グループに分けて展示 背景からくっきり浮かび上がる仏像、ノミの跡、朽ちた肌合いが見える細部の撮影 仏像の顔、手、衣服の表情から強い存在感 「毛越寺庭園中島石組」:池と庭のひろがりと奥行き感 「室生寺 雪の鐙坂 金堂見上げ」:石段の風情 「赤十字看護婦」:若い看護婦のアップと整列した写真は戦地へ向かうことを示し 「予科練 卒業記念写真」:まるで屈託のない笑顔の群れが、いたましい 江東、筑豊のこども、ヒロシマなど、それぞれの写真が時代を反映している 著名人を撮影したものは、ひとりひとりが個性的 土門の作品にひたる時間となりました 8/11まで 福島県立美術館(9/6〜10/26)、田川市美術館(2004/4/8〜5/16)でも開催予定 |