岩手県立美術館(03/03/08) |
常設展 小特集:具象と抽象、舟越保武の言葉ー竣介のこと 作品のこと |
岩手に縁のある画家、萬鉄五郎(1885〜1927)、松本竣介(1912〜1948)と彫刻家、舟越保武(1912〜2002)の作品を中心に展示 萬鉄五郎:フォービズム、ゴッホ、キュービズムなどの影響が見られる 色彩の鮮やかな「赤い目の自画像」、肉体を分割した「男」など 岩手に住んでいた頃の土色の感じの絵がしっとりしている 日本画も数点あって、さまざまな「表現」に対する意欲を感じる 松本竣介:淡い色彩に線で輪郭を描いた人や町の絵が幻想的な雰囲気がある 「赤い建物」「黒い花」など 舟越保武:静かな雰囲気の女性像、キリスト教に関連する彫刻が多い 島原の乱を題材にした「原の城」、「ダミアン神父」が印象に残る 企画展:斉藤義重展 斉藤義重(1904〜2001)の初期から晩年までの作品を展示 平面的な絵画から、凹凸がつけられ、さらに板状のものを2層、3層と重ねたもの、板を使った立体的な作品など。 板を立体的に組み合わせた作品は、見ていると、作られた空間が気持ちの中にも空間を作るようで、さわやかで、気持ちよかった。 |