小山穂太郎展  Phantom(02/08/10)

栃木県立美術館

小山穂太郎(1955〜)の作品展
写真に、焼いて焦がす、漂白する、サンドペーパーでこする、ニスを塗るなどの行為を加える

室内・地下の道路・景NO.1:路面以外の壁、天井はひっかかれて色が薄くなっている
トンネルの圧迫感が弱まり、安定した路面の広がりが強調される

空間・療養所の窓・景:外の景色が見える窓をセピア色に
それぞれが、患者一人一人の窓のような気持ちが起きる

赤い洞窟、暗闇の草、池など味わいがある

常設展示
「よみがえる!1970年代」
1970年代に製作された作品を、いくつかのテーマに分けて展示

<彼女達のまなざし>の「ジョーン・バエズ(ポール・ディビス)」のじっとこちらを見つめる目や<ベトナム1965から975>の「草の主(中島千波)」に70年代を思い起こした

<マシーンへようこそ>の「モーターサイクル・ママ(篠原有司男)」
カードボード、ポリエステル樹脂でオートバイを製作
メカニックな感じが充分すると同時に、何かふっくらした感じもある
エネルギッシュさを強く感じる

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