北海道立三岸好太郎美術館(02/05/11)

所蔵品展 風景画の詩情

三岸好太郎(札幌生まれ、1903〜1934)の作品を収蔵展示

年代を追って展示されている作品は、同じ作者かと疑うほど変化している

セザンヌ、ゴッホ、岸田劉生
上海の街
フォービズム、キュービズム、シュールレアリズムなど
34年の間に、どんどん取り入れて、自らのスタイルを変えている

「我孫子風景」:崖のなまなましさ、「面の男」:腰を据えて静かな感じ、「花」:黄色、オレンジや赤の花の絵に、三岸節子の花を思い出す、明るい活気、「オーケストラ」:絵の具をひっかいて、下の絵の具の色を出した線がリズミカル、「飛ぶ蝶」:標本にされて、ピンで貼り付けられている蝶が飛び上がっている

新聞配達や夜鳴きそば屋をしたり、経済的に厳しい生活の中で生まれ出ているもの
自分の絵画を展開していこうとする執着を感じました

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