愛知県美術館(02/03/01)

2001年度所蔵品展第3期

近代日本の美術(1880頃〜1940頃)

To my Wifeと書かれたうす緑色のつぼを抱えて、正面を見据えている女性、林の風景が背景になっている「壺を持つ女」1915木村荘八(1893〜1958)
明るいさわやかな青を主体にして白い山が描かれ、裾野に動物を従えた樵が歩く「雪山と樵」1930海老原喜之助(1904〜1970)

20世紀の美術(1900頃〜1970頃)

デルヴォー(1897から994)「こだま」1943:裸の女性が遠近法から外れた大きさで3人描かれて、景色との関係がずれ、凍りついたような瞬間、緊張感

モディリアーニ(1884〜1920)「カリアティード」1911−13:ひさしぶりに見たモディリアーニ、思っていたより、すんなりと重さに耐えている

ステラ(1936〜)「River of Ponds W」1969:直線と円弧のシンプルな組み合わせ、明快な色彩、奥行きも感じられ、なおかつダイナミック

新所蔵作品
小川芋銭(1868〜1938)
漫画的で軽やかなさわやかさ、ほほえましさも

森岡宗介(1941〜 )
象徴的、幻想的な画
ネガとポジを用いて一つのものが、二つの異なる感覚を与えられる

稲垣孝二(1952〜 )
画面には、表情の少ない、人だけを、背景なしに描いて
なまなましくリアル

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