未完の世紀

20世紀美術ののこすもの(02/02/26)
東京国立近代美術館


黄色いまんさく、赤い椿の咲く北の丸公園内を歩く
2002年1月16日に2年半をかけてリニューアルオープン


100年間の日本画・洋画・版画・写真・工芸など370点余
時系列に8章に分けて展示

とにかくかなりの量です
時系列的な面では、日本に油絵を持ち込もうとした1900年代初めの熱心さ、戦時中の「戦争記録画」のもやもや、「原爆の図」(丸木位里、俊)、自分の意識では、最新と思っていたものが1970年代の作品でした
現代までにはもう少し

日本画に印象が残りました
あわい色彩でほんのりと3人の女性が描かれた「流灯」(横山大観)、秋の林のさっぱりして、カサカサ音が聞こえそうな「落葉」(菱田春草)、金地に単純化した地面と幹、ていねいに描かれた葉に、純白、赤、白地に赤などの鮮やかな椿の花「名樹散椿」(速水御舟)

美術の表現方法が、絵、版画、写真、彫刻、工芸さらにビデオ、インスタレーションなどさまざまなものになっている。日常の中での気づき、新たな発見等いろいろな刺激を受けていると思った

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