日常の中で、新たな発見を起こさせるような作品の集まり
10名の現代の作家による絵画、写真、ビデオ、インスタレーションブランコー母の鏡:キム・ヨンジン(1961、釜山〜)
四角い部屋の4つの壁に、少女から老婆まで年令的に4段階のブランコにのった女性
ひとりひとりが順に「おかあさん」と口を開く
少女のホッとしたような表情から、母親になった女性の「おかあさん」、老婆のほほえみ
子・母の関係が部屋にただよっている感じになる
Said in Passing:ジュリア・ロクテフ(1969、ロシア〜)
地下鉄の中、自分と相対した席の移り変わる客の映像
女性たちの自分を表現する短いコメントがヘッドホンから流れつづける
「この言葉はどの人のだろう」とか、表情を出さない顔から探っていた
建築物ウクレレ保存化計画:伊藤伸明(1964、兵庫県〜)
取り壊される建築物の廃材を利用して、ウクレレを製作
ボディが黒板、ヘッドが音楽研究室の表札、ネックが音楽室のガラスのさん、指板が床板など
ビニール・プラチック・コネクション:藤浩志(1910、鹿児島県〜)
使用済みのペットボトルなどビニール、プラスチックなどを使って、家具、バッグなどを造る
「ごみ」の変身
横溝商会の屋上:西野竜郎(1960、名古屋〜)
ビルの屋上に和室
部屋の中には畳の間、おぜんなどと同様に、給水タンクが組み込まれている
何となく見たり過ごしたりしている日常に新たな面があるといことに、緊張感が生まれる
「私」の「日常茶飯美」の可能性
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