眼の革命 発見された日本美術01/11/18()

渋谷区立松濤美術館

新たな眼で紹介された民芸、縄文などについての展示

民芸:柳宋悦(1889から961)
日本各地の実用的な工芸品の良さを紹介
山形のばんどり、瀬戸の飯椀、沖縄の紅型など
馴染みのあるものが多い

縄文:岡本太郎(1911から996)
いろいろな形の「深鉢」、四角ばった模様の連続したものが斬新印象
あどけない表情の土偶
少し馴染みがある

奇想:辻惟雄
1968年に「美術手帳」に絵と文章で紹介
「奇想の系譜ー江戸のアバンギャルド」
歌川国芳の「妖怪」まんが的
伊藤若冲「雪中おしどり図」木の枝の雪とおしどりの感触が伝わる
瀟白:墨絵を背景にして極彩色の人間、かえるのような妖怪
珍しいものが多い

近世の宗教美術
円空:大きく、力強く削った仏像
白隠「達磨」大きく力強い
三輪田米山の書:線がぐいっと引かれて気持ち良い

超芸術トマソン
「不動産に付着して美しく保存されている無用の長物」
コンクリートで封じこめられた窓の上のひさし
登って降りるだけで、行き先の無くなった階段
他に
木の枝がコンクリートに描いた円形の模様など
第三者によって意図せずにつくられたもの

いろいろなものやことに新たな価値を見つけ出して、それを社会に伝える
慣れてしまいがちな中で、はたと、刺激になりました

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