[生誕100年記念] 小松均展(01/09/23) |
宮城県立美術館(10/21まで) |
山形県生まれの小松均(1902〜1989)の初期から晩年までの作品約60点 洋服屋の小僧、下駄屋の丁稚、新聞配達などを経験 農業をしながら絵を描き始める 土田麦僊に師事、東山洋画研究所で学び、新樹社、新日本画研究会など結成 院展が主な発表場所になる 大原 山を背景にして住居があり、空気、生活を想像させる 景色、女性、服など細かく描かれている 最上川 源流から下流に向かって連作 川の水、流れと川岸の景色がゆったり時に速く 富士山 均整がとれてなめらかな山ではなく、山頂、山肌ともにごつごつした富士山 力強く躍動的 麓の様子が描き込まれているのが珍しい 牛をがたくさん描いているものもある 川の流れや水の感覚がリアルで引き込まれる 山の岩を大づかみな感じで並べ、ひとつひとつが人の姿や顔に見える 大きな画面の中に寝そべった犬や、遊ぶ子どもが小さく描かれている 力強い中にふっとした雰囲気をだしている 掘立て小屋で絵を描いている本人も登場する 講演(田中日佐夫) 「線の苦行僧ー小松均の生きざまとその作品」 小松の生涯、生活、作品について 箱に入れられて最上川を流されたかもしれなかったという話や恋愛 掘建て小屋で描くことなど 「梅原は富士山は絵描きを安住させてしまうからと言って、なかなか描かなかった」 |