安田侃彫刻展(01/09/15)

東京都庭園美術館

安田侃(1945〜、北海道美唄生まれ)の作品を美術館の内、野外の庭の両方に展示
イタリアでファッツィーニに師事
大理石の産地ピエトロサンタで活動

周辺の自然や建物になじんだ、やわらかな彫刻
大人や子供がその上に乗って寝転んだり、空間を通りぬけたりする

講演を聞くことができました

石切り場で山師と値段の交渉をしたり材料のチェックをする
師ファッツィーニの作品をみて「久しぶりに師にあったよう」

ミラノ展
「台座をつけないこと:石が生きているとすれば、歩けるようにしたい」
人と彫刻と建物の関係がおもしろい
町における彫刻の新しいあり方
2000万人がそばを通った

ヨークシャー・スカルプチュア・パーク
18点を展示した

フィレンツェ
ミケランジェロのダビテの前など最も大切な場所に抽象彫刻を8個所

「生きているものは小さくても無機質のものに勝てる」
(彫刻と大きい建物)

芸術・文化担当監督官は<6割は興味を持ち、楽しんでいる>
「21世紀は知識ではない、感性の時代だということを感じていた」

彫刻
「みるものから感じるものに」
「瞑想空間をつくる」

アルテピアッツァ美唄
北海道美唄町の旧栄小学校の建物を改修
庭をふくめアートの空間に
一階は幼稚園として使われている
「幼稚園の子どもがともしび、ひだね」

色、空気トータルに感じる
「歴史、人間の生きざまを残したい」

「ほそぼそと生きてきた
板を残す手助けができて嬉しい」
山下洋輔の演奏も行われた

「アートのNPOをつくりたい」
寸法はヒューマンサイズに
材料の寸法が2CM、5CM足りないとやり直し

材料へのこだわり、師、故郷についての話、考え方など聞くことができて、作品と良くあいました
世界で五本の指に入らないと売れない、入るようがんばりたいとのことです
軽井沢セゾン現代美術館、直島、草月美術館、東京国際フォーラム、飯田橋シニアセンターなどに作品があるそうです

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