“いやったらしいほど逞しい美感”

岡本太郎と縄文

川崎市岡本太郎美術館

川崎市生田緑地の中にある美術館

作品がたくさん展示されていて、あわせて、彼の言葉や、ビデオでは話しているところ、製作の様子などを見ることができる
暗くして、穏やかな音を流した部屋に飾られた作品群はちょっと神秘的な雰囲気

「午後の日」や、戸外にある「母の塔」など人の形のもの、陶器の模様の色使いなどが気があう
絵は原色で対極を意識したものは、緊張感がいい
彼の撮影した縄文土器の顔の表情は魅力的

ちょうどシンポジウムがひらかれていた
岡本敏子(岡本太郎記念館館長)、小林達雄(考古学教授)、酒井健(バタイユ研究家)、村田慶之輔(川崎市岡本太郎美術館)が出席

フランスでの孤独な時代にピカソ、バタイユ、その他の人たちとの交流が縄文の造形に対する見方を準備した
直接彼と話した人や影響をうけた、「バタイユ」「縄文」について詳しい人たちの対談は自分の彼に対するこれまでの印象を変えた

直前に「岡本太郎記念館」に「『にらめっこ』展」に行きました
原色を使った絵にエネルギーを感じ、形のある塑像はおおらかでいいなと思った
もともとアトリエだった建物を記念館として公開し、作品とアトリエが見られる
意外に狭いアトリエですが、蝋人形の岡本太郎が、ビデオ画像とあいまって、製作する姿を想像させます

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