「水辺のモダン」 江東・墨田の美術(01/08/12)

東京都現代美術館

10のテーマに分けて展示
T 明治のおもかげ
堀切の菖蒲、亀戸の藤、橋、花見、雪景色などしっとりした情緒

U 関東大震災
被災地を歩いた鹿子木、池田の絵など被災地、被災者の様子を伝えている

V 復興・大東京
鉄の橋が復興の象徴のように、誇らしげに、たくさん描かれる
桑原甲子雄、土門拳の写真が生活を伝える

W 生活を彩るもの[1]産業のデザイン
宣伝用ポスター、たばこの箱などの絵に何か不思議で独特の味

W 生活を彩るもの[2]ぼくとうと映画
日活向島撮影所があったこと、江東で小津安二郎が生まれた

X 路地裏の勇者たち
木村伊兵衛、土門拳による遊ぶ子供たちの姿
紙芝居に食い入り、真剣なちゃんばら、ねらいすますビー玉など、生き生きとしている

Y 戦争の時代
多い場所では3ヶ/uの爆弾
石川光陽の被災地の生々しい写真に驚き

Z 日常の風景
何人かの写真家の作品が並べられていて、少しずつ視点が異なるのが興味深い子供、通り、家などの建物、花見・花火などの行事、煙突、ごみなど

[ 水辺の異郷
日常とは異なる別世界を求めた

\ 墨東に生きた人々
香山小鳥、関根正二
伊東深水があでやかな着物の女性とともに、泥上船、渡し守、遊女なども題材にしている

] 記憶/記録
東京大空襲の被災者を奉る「記憶の家」・・・行って見ようと思う

全体的に下町の生活、著名人、橋などが印象的だった他に、八月に見たこともあって、東京大空襲と「記憶の家」のことが頭に残りました
関東大震災、東京大空襲と2度の被害を受けて、復興してきた姿
企画展の名前からは予想しなかった被災した写真や絵、下町の表情にモダンな部分も見ることができました

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